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	<title>組織活性化コンサルタント　戸敷進一オフィシャルサイト｜５S活動　限界利益　組織体質改善 &#187; 限界利益</title>
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	<description>組織活性化のためのプロジェクトを立ち上げよう</description>
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		<title>「限界利益」が起爆剤！</title>
		<link>http://tojiki.jp/column/genkai/2012_02_21_1992.html</link>
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		<pubDate>Mon, 20 Feb 2012 15:39:51 +0000</pubDate>
		<dc:creator>戸敷 進一</dc:creator>
				<category><![CDATA[限界利益]]></category>

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		<description><![CDATA[「組織の数字を社員には教えたくないのです」 という経営者は少なくありません。同時に 「全社一丸にならないと戦って行けません」 ということに関して、一番切実に感じているのも経営者です。 【限界利益】は、組織にとっては「存続 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
<a href="http://tojiki.jp/wp-content/uploads/2012/02/a-raised-fist-clip-art_424670.jpg" rel='lytebox[%e3%80%8c%e9%99%90%e7%95%8c%e5%88%a9%e7%9b%8a%e3%80%8d%e3%81%8c%e8%b5%b7%e7%88%86%e5%89%a4%ef%bc%81]'><img src="http://tojiki.jp/wp-content/uploads/2012/02/a-raised-fist-clip-art_424670-188x300.jpg" title="a-raised-fist-clip-art_424670" width="188" height="300" class="alignright size-medium wp-image-1994" /></a>「組織の数字を社員には教えたくないのです」<br />
という経営者は少なくありません。同時に<br />
「全社一丸にならないと戦って行けません」<br />
ということに関して、一番切実に感じているのも経営者です。<br />
<br />
<a href="http://tojiki.jp/column/genkai/2011_09_29_1424.html">【限界利益】</a>は、組織にとっては「存続利益」と言ってもいいものです。<br />
<br />
以前、ある会計人から<br />
「限界利益などを追求しても会社は伸びない！」<br />
と、ある書籍で、名指しで言われたことがありますが、組織活性化の観点からすれば、「限界利益」を明確にしなければ、経営計画で示されるさまざまな数字など到底組織に落としこめるはずはありません。実際に、組織活性化活動の最先端に長く身をおいている立場から言わせてもらえば、組織の中で、福利厚生、租税公課、減価償却などという費目を正確に理解している人間がどれくらいいるか、一般管理費や販売管理費の意味をどれくらい理解しているかを想像してみていただきたい。ましてや、設備投資や借入返済金までを含んだ数字を並べて、果たして組織の隅々まで浸透するかどうか････｡<br />
<br />
「仕事があってもなくても、この金額を集めなければ給料もボーナスも払えない」<br />
「この金額を集めると、ボーナスを払える！」<br />
「<span style="text-decoration: underline;">この金額を集めるために、みんなで何をすればいいだろうか？」</span>･･･<br />
<br />
ここで、全員で取り組んでいる<span style="text-decoration: underline;"><strong>【５S活動】</strong></span>が効いてくるのです。<br />
危機意識の共有~５S活動の取組み~コミュニケーションの向上、という「流れ」のなかで、「限界利益」が見えたとき、組織の行動は大きく変わります。<br />
組織に「利益」の考え方を伝えるとき、私は「変動費」という言葉を使いません。私の造語ですが<span style="text-decoration: underline;"><strong>【外出金】</strong></span>という言葉を使います。<br />
「道具を買えば、外出金が発生する。材料を無駄に使えば、外出金が増える。５S活動で、なぜ機械や道具の点検整備というルールが生まれたのか分かりますか？倉庫を整理・整頓しておかなければならない意味が分かりますか？」<br />
<br />
<span style="text-decoration: underline;">「限界利益」は、組織にとっての起爆剤です。</span></p>
]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>経営者の「利益」、社員の「利益」</title>
		<link>http://tojiki.jp/column/genkai/2012_01_20_1937.html</link>
		<comments>http://tojiki.jp/column/genkai/2012_01_20_1937.html#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 19 Jan 2012 15:13:05 +0000</pubDate>
		<dc:creator>戸敷 進一</dc:creator>
				<category><![CDATA[限界利益]]></category>

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		<description><![CDATA[組織の中でもっとも伝わりにくいものが「利益」に対する考え方でしょうか。 「経営者」は、組織の未来から「利益」を考える。 「社員」は、自分の「給料」から「利益」を考える。 この2つの違いによって、お互いに違う「風景」を見て [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
組織の中でもっとも伝わりにくいものが「利益」に対する考え方でしょうか。<br />
</p>
<blockquote><p>「経営者」は、組織の未来から「利益」を考える。<br />
「社員」は、自分の「給料」から「利益」を考える。</p></blockquote>
<p>
この2つの違いによって、<span style="text-decoration: underline;">お互いに違う「風景」を見ているのです</span>。<br />
<br />
<a href="http://tojiki.jp/wp-content/uploads/2012/01/bn1-761.jpg" rel='lytebox[%e7%b5%8c%e5%96%b6%e8%80%85%e3%81%ae%e3%80%8c%e5%88%a9%e7%9b%8a%e3%80%8d%e3%80%81%e7%a4%be%e5%93%a1%e3%81%ae%e3%80%8c%e5%88%a9%e7%9b%8a%e3%80%8d]'><img src="http://tojiki.jp/wp-content/uploads/2012/01/bn1-761-250x164.jpg" title="bn1-761" width="250" height="164" class="alignright size-medium wp-image-1938" /></a>「来年は、機械を買い換える必要があるな。建物も3年後には塗り替えが必要だ。耐震対策を早くしておかなければいけないし、こうした技能をもった人間も採用しなくてはならない･･･」<br />
<br />
「経営者」はそう考える。<br />
<br />
「俺の給料は、○○万円だ。うちの社員は何人だから、人件費は大体○○万円でいいはずだ。会社はこれくらい売上を上げているのだから、これくらいは利益を上げているはずだ。なんだ、儲かっているじゃないか。うちの社長はけちだなぁ････」<br />
多くの社員はそう考えている。<br />
<br />
【対話】が足りないのです。<br />
【教育】が足りないのです。<br />
【マネジメント】を教えていないのです。<br />
何よりも、何よりも【コミュニケーション】が取れていない････｡<br />
<br />
だから<a href="http://sien.co.jp/service/program">「組織活性化」</a>を急がなくてはなりません。「同じ風景」を見なくては、「利益」など生まれるはずはありません。<br />
<br />
&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>限界利益とは何か？【左手に５Sを！右手に限界利益を！】</title>
		<link>http://tojiki.jp/column/genkai/2011_09_29_1424.html</link>
		<comments>http://tojiki.jp/column/genkai/2011_09_29_1424.html#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 29 Sep 2011 11:39:01 +0000</pubDate>
		<dc:creator>戸敷 進一</dc:creator>
				<category><![CDATA[限界利益]]></category>

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		<description><![CDATA[Ｑ）よく講演やセミナーで「限界利益」という言葉をお使いになりますが、その言葉の意味と重要性について教えてください。 Ａ）逆に私のほうから質問させて下さい。企業には、「仕事があってもなくても必要な金額がある」ということはわ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
<a href="http://tojiki.jp/wp-content/uploads/2011/09/s_20100408_788556.jpg" rel='lytebox[%e9%99%90%e7%95%8c%e5%88%a9%e7%9b%8a%e3%81%a8%e3%81%af%e4%bd%95%e3%81%8b%ef%bc%9f%e3%80%90%e5%b7%a6%e6%89%8b%e3%81%ab%ef%bc%95s%e3%82%92%ef%bc%81%e5%8f%b3%e6%89%8b%e3%81%ab%e9%99%90%e7%95%8c%e5%88%a9]'><img src="http://tojiki.jp/wp-content/uploads/2011/09/s_20100408_788556-250x150.jpg" title="s_20100408_788556" width="250" height="150" class="alignright size-medium wp-image-1426" /></a>Ｑ）よく講演やセミナーで<span style="text-decoration: underline;">「限界利益」</span>という言葉をお使いになりますが、その言葉の意味と重要性について教えてください。<br />
<br />
Ａ）逆に私のほうから質問させて下さい。<span style="text-decoration: underline;">企業には、「仕事があってもなくても必要な金額がある」ということはわかりますか？</span><br />
<br />
Ｑ）････。ええと、仕事がなければ「材料代」や「運賃」など払わなくていいわけですから、そうしたお金は必要ないんじゃないですか？<br />
<br />
Ａ）そうですね。確かに仕事がなければ支払いは発生しませんから、お金はいりませんね。では、お給料はどうですかね？<br />
<br />
Ｑ）ええと、「給料」は会社が出してくれるものですから、仕事があるなしとは直接関係ないんじゃないでしょうか？<br />
<br />
Ａ）では、会社は「給料」をどのようにして支払っているんでしょう？社長の貯金を切り崩して払っているんでしょうか？銀行からお金を借りて払っているんでしょうか？<br />
<br />
Ｑ）いや、会社は利益を出しているので、その利益から「給料」を支払っています。<br />
<br />
Ａ）はい、そうですね。会社は利益から「給料」を払っているわけですが、では利益が出なかったときはどうでしょう？<br />
<br />
Ｑ）･････、ええと、それでも「給料」は支払わなければならないと思います。たしか、法律でもそう決まっているんじゃないでしょうか････。<br />
<br />
Ａ）そうです。会社は利益が出ても出なくても「給料」を支払わなければいけませんね。つまり「仕事があってもなくても給料は必要な金額】ということになりますね。<br />
<br />
Ｑ）確かに、<span style="text-decoration: underline;">仕事の有無とは無関係ですね。</span><br />
<br />
Ａ）では、会社が入っているビルの家賃はどうでしょうか？<br />
<br />
Ｑ）それも、仕事があってもなくても必要です。<br />
<br />
Ａ）はい。実は会社には【仕事があってもなくても必要な金額】というものがあります。たとえば、今の「給与」「賞与」であり、他に「家賃・地代」「光熱費」「（本社系）リース」「車両関係（保険・車検費）」「一般管理費」などがその金額の対象になります。<br />
<br />
Ｑ）それは、一般的によく耳にする「固定費」というものでしょうか？<br />
<br />
Ａ）そうです。一般的にはその「固定費」に相当しますが、マネジメント（経営）からするとそれだけでは足りませんね。多くの中小企業は金融機関から「借入」をしていますから、その返済すべき金額もその「固定費」に繰り入れておかなければなりません。その他にも必要な金額があるのですが、何か思いつきますか？<br />
<br />
Ｑ）はぁ、その他に何かまだあるんでしょうか？<br />
<br />
Ａ）会社というのは、法人と呼ばれていますから、人と同じで「税金」を納めなければなりません。「法人税」「法人地方税」「法人事業税」「消費税」などが納めなければならない金額になります。他にも「固定資産税」や「償却資産税」などが掛かることがあります。<br />
<br />
Ｑ）そんなにたくさん税金の種類があるんですか。<br />
<br />
Ａ）はい。会社を経営するのはなかなか大変ですね。さて、一般的な会計の概念ではなく、会社を運営していくという「マネジメント」の立場から考えると、先ほどのさまざまな「固定費」と「借入返済」と「税金」が必要だということがわかりますね。<br />
<br />
Ｑ）そうですね。意外と会社ってお金がいるんですね･･･。<br />
<br />
Ａ）それでは、今言った<span style="text-decoration: underline;">金額の【総計】を会社が<strong>一年間で集めてしまったら</strong>、会社は絶対に潰れない</span>ということはわかりますか？<br />
<br />
Ｑ）えっ？会社が潰れない？？<br />
<br />
Ａ）はい。先ほどの、仕事があってもなくても必要な「給与」「賞与」「家賃地代」「本社系リース費」「光熱費」「車両関係費」「一般管理費」「借入返済」「各種税金」を全部足した金額を集め切ったら会社は絶対に潰れませんね。<br />
<br />
Ｑ）･････、言われてみれば確かにそうですね。そのお金が会社にあったら、会社は潰れないですね。<br />
<br />
Ａ）その<span style="text-decoration: underline;">「会社が絶対に潰れないためのそれぞれの金額」の【総合計】を【限界利益】と呼んでいます。</span><br />
<br />
Ｑ）なるほど、先生が講演会で「限界利益を集める」とおっしゃっているのはそういう意味なんですね。<br />
<br />
Ａ）はい。まさに「会社を潰さない」ということは「限界利益を集める」ということと同じことなんです。<br />
<br />
Ｑ）なるほど････。<br />
<br />
Ａ）ただし、この【限界利益】には、気をつけなければならない点が３つあります。<br />
<br />
Ｑ）･････。<br />
<br />
Ａ）まず、一つ目は<span style="text-decoration: underline;">【限界利益】の金額は、どこにも書いていない</span>、ということです。<br />
<br />
Ｑ）えっ？【限界利益】って、「決算書」に書いてあるんじゃないですか？<br />
<br />
Ａ）残念ながら、「決算書」というものは、一年の経営の活動の結果と、そこから「税金」の金額を導き出す仕組みなので、どこにもマネジメントに最も必要な【限界利益】っていう項目がありません。そのためには、まず「経営者」自らが、「決算書」と「元帳」をめくって、「本当に自分の会社で必要な項目と金額」を算出する必要があるんです。これは、経理担当者や会計事務所の人にお願いすることではありません。「経営者」自らが、自らの手で算出しなければなりません。なぜならば、「組織内へ伝達する」「経費の縮減を考える」「設備投資を決める」などという<span style="text-decoration: underline;">マネジメントで需要なシーンにおいて、【<strong>自分の言葉】で</strong>語る必要があるから</span>です。「限界利益管理」を社内の「原価管理システム」として導入し、大きな成果を上げている組織のトップは全員がそうしたことを行いました。<br />
<br />
Q）でも、経営者って数字に弱いじゃないですか。経理担当がやったほうが早いんじゃないですか？<br />
<br />
A)はい。確かに専門家にやらせたほうが、早く、正確な数字が出せますが、しかし様々なことを「決断」するのは、経理担当者じゃありません。たとえ経理担当が奥さんや自分が信用している身内であったとしても、彼らが漏らす言葉はあくまで「意見」です。「意見」と「決断」は意味がまったく違いますね。例えば「経理部長がこう言っているので、今度からこうしよう」という言葉で組織が動きますか。異性を口説く時「私の友人がこう言っているので付き合ってください」という表現をしますか。組織にとって重要なことは【当事者意識】です。それは、<span style="text-decoration: underline;">経営者が組織の人に求めると同時に、経営者としての<strong>【当事者】であることの宣言</strong>が「限界利益算出」</span>といっていいでしょう。つまり「社長の仕事」ということです。<br />
<br />
Q）･･･。<br />
<br />
A)2つ目は、算出した「限界利益の金額」を<span style="text-decoration: underline;">組織内の全員に知らせる</span>ということです。<br />
<br />
Q)全員ですか？<br />
<br />
A)はい。【限界利益】において、それを集めるプロセスは【全員】が関わりを持ちます。社長、役員、幹部だけではなく、全員がそれを知っておかなければ、集めることができません。特に、「パート」「アルバイト」と呼ばれる非正規雇用者に対して、このような「マネジメント系」の教育訓練を行うことはこれから先非常に重要なことになってきます。<br />
<br />
Q）時間単位で働いている人にそんな事まで要求する必要があるんですか？<br />
<br />
A）これは、その組織の「存続と発展」と関係することなのですが、【顧客から見た時】、対応してくれた人間が<span style="text-decoration: underline;">「正社員」であるのか「非正社員」であるのかは一切関係はありません</span>。にもかかわらず、組織の都合で「呼称」や「待遇」によって、会社の方向ややり方にばらつきを持たせるわけにはいきません。よく、他の会社の社員さんやパートさんを見て「あそこの社員たちはよく働く。それに比べてうちは・・・」と嘆く社長の話をよく聞きます。実はその「よく働く」という背後にどれほどの「仕組み」や「教育訓練」があったかはわからないままに、社長さんたちはそんな言葉を漏らすんですね。理由は、組織の表面しか見ていない、ということです。自分の組織も他人の組織も、表面だけ見て羨んだり、蔑んだりしているんです。それは、【限界利益】を含めた「マネジメント」すなわち会社の成り立ちを考えていない、伝えていないということの証拠です。「他人の芝生は青い」という言葉がありますが、まさにその言葉の意味がここにありますね。<br />
<br />
Q）つまり、<span style="text-decoration: underline;">組織の水面下での活動を想像しろ</span>。その<span style="text-decoration: underline;">水面下の活動の中に【限界利益】という考え方が含まれているぞ、</span>ということでしょうか？<br />
<br />
A）そうです。組織を動かすときに「てこ」になるものはいろいろありますが、自分たちの給与、賞与に関わる事柄は、組織内において大いに説得力を持ちます。そして、「５S活動」の大きな目的である【生産性の向上】と【マーケティング】もこの「限界利益管理」から出てきた数字に影響を受けます。<span style="text-decoration: underline;">「５S活動」は「整理・整頓・清掃」という動きの中から【生産性を上げる】という成果を求めています</span>し<span style="text-decoration: underline;">「清潔・しつけ」という活動から、現在の顧客の満足度を上げ、新たな顧客を確保するという【マーケティング】の成果を狙っています。</span>「生産性がどれだけ向上したか」ということは、「限界利益管理」の中で瞬時にわかりますし、自社の「顧客対応能力がどのように上がったか」もこの管理の中から判断ができます。<br />
<br />
Q)[５S活動」と「限界利益管理」って密接に結びついているんですね。<br />
<br />
A）そうです。よく「５S活動」をやって儲かるかどうかを尋ねる経営者の方がいますが、「５S活動」をやっただけで利益が出るわけではありません。「５S活動」というのは、組織に緊張感を与え、全員が参加することにより、「原価意識」を高め、一円を拾う、あるいは一円を落とさない仕組みを構築することです。その「原価意識」や「一円単位の管理」はこの【限界利益】という考え方があって初めて組織の中に浸透するのです。そのためにも「全員に」限界利益の解説と金額の説明が組織内で必要なのです。<br />
<br />
Q）なるほど、講演でおっしゃる<strong><span style="text-decoration: underline;">「５S活動と限界歴管理の親和性」</span></strong>という意味ですね。<br />
<br />
A）３つ目は、【限界利益】は組織内の<strong><span style="text-decoration: underline;">「共通言語」</span></strong>であるということです。<br />
<br />
Q）「共通言語」ですか？<br />
<br />
A）はい。組織内には様々な部署や部門があります。悲しいことにその部署や部門によって、考え方が随分と違いますね。例えば、工場の制作現場や建設の現場に従事する人たちからこんな言葉を聞いたことがあります。<br />
「うちの営業たちは現場のことがまったくわかっていない。だからこんな安い金額で仕事を取ってきて我々に苦労させる！」<br />
ところが営業サイドからはこんな言葉が聞こえてきます。<br />
「うちの工場や現場は、能力がない。よその企業はこんな金額の中から利益を出しているというのに、うちの会社では利益が出ない、と言っている。馬鹿ばっかりいる！」<br />
実は、「組織の中に利益に関する【共通言語】」がないのです。仕事を売上金額の大小で考え、利益を売上からの％（パーセント）で考えているものですから、これは安い高い、いい仕事悪い仕事、という抽象的な考え方からしか利益を想像できないのです。【限界利益】は売上推移や前年度対比といった抽象的なものから出しているわけではありません。自分たちの組織にはこれだけの【金額】が必要だ、という現実として向き合わなければならない厳然とした数字です。その数字を前にした時、取ってきた仕事の大小は関係なく、また利益率も関係ありません。そうなると組織の中でこうした話ができるようになります。<br />
「この仕事から、○○円という限界利益を取るつもりだったが、それよりも大幅に限界利益が確保できた。何故だろう？」<br />
「この仕事から、○○円という限界利益を出すつもりだったが実際にはその金額を下回った、何故だろう？」<br />
この<span style="text-decoration: underline;">「何故だろう？」という言葉が、ほんとうの意味での業務改善活動</span>なのです。単にスローガンとして「業務改善」を叫んだところで組織は変わりません。こうした具体的な活動結果から動き出さないと、組織は変わっていけないのです。<br />
<br />
Q）つまり、利益を「売り上げに対する比率」や「業界や自社が平均的に持っている利益に関する％」ではなく、現実の金額で追いかけられ始める。全員が、そのために何をすればいいかを自分たちで考え始める、という意味でしょうか。<br />
<br />
A）そうです。「５S活動」は実際に目に見えることですから、世代や男女や職位など一切関係のない【共通言語】です。「限界利益」も、実際に追いかけなければならない現実の数字なので、職位や立場や思惑とは一切関係のない組織内の【共通言語】です。この<strong><span style="text-decoration: underline;">ふたつの【共通言語】</span></strong>が、組織を大きく変え、成長のエネルギーになります。<br />
<br />
Q）なるほど、２つの【共通言語】ですか。これはこれからの組織にとって非常に重要なことですね。イメージとしては【左手に限界利益を、右手に５Sを！】っていう感じでしょうか？<br />
<br />
A）逆ですね。右利きなら、<span style="font-size: medium;"><strong><span style="text-decoration: underline;">【左手に５Sを！右手に限界利益を！】</span></strong></span>ということでしょう（笑）<span style="text-decoration: underline;">目的は、「限界利益の確保」ですから。</span><br />
<br />
Q）次回は【目標限界利益】と【限界利益管理】の実務についてお話ください。今日はありがとうございます。<br />
<br />
A)こちらこそありがとう。</p>
]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>視察研修のお知らせ　〜【限界利益】がわかります〜</title>
		<link>http://tojiki.jp/column/genkai/2011_09_25_1400.html</link>
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		<pubDate>Sun, 25 Sep 2011 14:40:18 +0000</pubDate>
		<dc:creator>戸敷 進一</dc:creator>
				<category><![CDATA[限界利益]]></category>

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		<description><![CDATA[毎年恒例の「企業視察研修」を10月21日に行います。 場所は「福岡県福岡市」、「視察先はトランスパック㈱」様です。 「５S活動をやって、企業が儲かるかどうか」 という質問については、少々答えにくい。 「５S活動をやって、 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
<a href="http://tojiki.jp/wp-content/uploads/2011/09/029.jpg" rel='lytebox[%e8%a6%96%e5%af%9f%e7%a0%94%e4%bf%ae%e3%81%ae%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9b%e3%80%80%e3%80%9c%e3%80%90%e9%99%90%e7%95%8c%e5%88%a9%e7%9b%8a%e3%80%91%e3%81%8c%e3%82%8f%e3%81%8b%e3%82%8a%e3%81%be]'><img src="http://tojiki.jp/wp-content/uploads/2011/09/029-250x187.jpg" title="029" width="250" height="187" class="alignright size-medium wp-image-1403" /></a>毎年恒例の<span style="text-decoration: underline;">「企業視察研修」を<strong>10月21日</strong></span>に行います。<br />
場所は<span style="text-decoration: underline;">「福岡県福岡市」、「視察先はトランスパック㈱」様</span>です。<br />
<br />
「５S活動をやって、企業が儲かるかどうか」<br />
という質問については、少々答えにくい。<br />
「５S活動をやって、組織が活性化するかどうか」<br />
という質問に関しては、明確に「Yes」と答えられる。<br />
なおかつ、最初の質問に関しては<br />
「活性化した組織の中で、大幅な利益改善が進んだ企業は少なくない」<br />
と、明確に答えられる。<br />
<br />
「５S活動」と「収益改善」は、太い糸で結ばれています。実際に<br />
</p>
<blockquote><p>「前年2500万円の赤字企業から翌年5800万円の黒字を達成した企業」<br />
「この不景気の中で5年連続黒字達成企業」<br />
「生産性向上により【減収増益】を達成した企業」<br />
「赤字店から黒字店へ一年で転換した店舗」</p></blockquote>
<p>
など、事例には事欠かない。<br />
しかしながら、その「道筋」が、一直線ではない所が、冒頭の「答えにくい」という表現になってしまいます。<br />
<br />
<a href="http://tojiki.jp/wp-content/uploads/2011/09/042.jpg" rel='lytebox[%e8%a6%96%e5%af%9f%e7%a0%94%e4%bf%ae%e3%81%ae%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9b%e3%80%80%e3%80%9c%e3%80%90%e9%99%90%e7%95%8c%e5%88%a9%e7%9b%8a%e3%80%91%e3%81%8c%e3%82%8f%e3%81%8b%e3%82%8a%e3%81%be]'><img src="http://tojiki.jp/wp-content/uploads/2011/09/042-250x187.jpg" title="042" width="250" height="187" class="alignright size-medium wp-image-1404" /></a>実は、「５S活動」と「利益」の間に、<span style="text-decoration: underline;"><strong>【限界利益】</strong></span>という仕組みが入ってきます。<br />
【限界利益】とは<a href="http://tojiki.jp/column/genkai/2011_04_04_302.html">、「仕事があってもなくても、その組織にとって必要な【金額】を全員で集める」</a>という仕組みのことですが、これは、「全社一丸」にならなければ達成できることではありません。何しろ、組織は「階層（ヒエラルキー）」によってできているので、「職位」によって、ものの感じ方が違います。極端な言い方をすれば、経営者と新入社員では「利益」に対する考え方はまったく違いますし、これがアルバイト、パートさんまで入れるとなかなか「全社一丸」になれるものではありません。<br />
しかしながら<span style="text-decoration: underline;">、「５S活動」は<strong>共通言語</strong>なので、</span>「職位（立場）」を超えて共感できるものです。ましてや「５S活動」は目に見えます。目に見えて、共感ができるので、「世代」や「職位」や「男女」の壁を越えて一丸体制が作れますし、時に「国の違い」さえも乗り越えてしまいます。<br />
<br />
今回視察研修をさせてもらう「トランスパック」様は、その二つの「全社一丸」の仕組みを作り上げています。<br />
<span style="text-decoration: underline;">「５S活動が、いかに収益改善に結びついているのか」</span><br />
という仕組みを、ぜひ学んでいただきたいと思います。<br />
<br />
<a href="http://sien.co.jp/event/seminar/2011_09_20_1609.html">視察研修の詳細とお申し込みはこちらからどうぞ。</a><br />
<br />
多数の皆様のご参加をお待ちいたしております。<br />
<br />
&nbsp;<br />
<br />
&nbsp;<br />
<br />
&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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		<title>手本、不要！</title>
		<link>http://tojiki.jp/column/genkai/2011_08_03_1114.html</link>
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		<pubDate>Wed, 03 Aug 2011 13:55:56 +0000</pubDate>
		<dc:creator>戸敷 進一</dc:creator>
				<category><![CDATA[限界利益]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://tojiki.jp/?p=1114</guid>
		<description><![CDATA[基本的な「教育・訓練」期間は【3年】です。 小学校が、低学年3年、高学年が3年の6年間。中学、高校がそれぞれ3年。大学が3年間の授業と、1年をかけて「卒業論文」を要求している事を考えれば、教育の根底に「3年間」という単位 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
<a href="http://tojiki.jp/column/genkai/2011_08_03_1114.html/attachment/mk-3" rel="attachment wp-att-1119"><img src="http://tojiki.jp/wp-content/uploads/2011/08/MK2-250x187.jpg" title="MK" width="250" height="187" class="alignright size-medium wp-image-1119" /></a>基本的な「教育・訓練」期間は<strong>【3年】</strong>です。<br />
小学校が、低学年3年、高学年が3年の6年間。中学、高校がそれぞれ3年。大学が3年間の授業と、1年をかけて「卒業論文」を要求している事を考えれば、教育の根底に「3年間」という単位が埋め込まれていることに気付きます。そして、日本には、何事かを習得するために必要な期間のことを<span style="text-decoration: underline;">「石の上にも三年」</span>という言葉で表しています。<br />
つまり、「教育」は3年間が基本的な期間です。<br />
<br />
佐賀県の企業様の「組織活性化活動」をお手伝いするようになって、3年目になります。各事業所が全県にまたがり、当初「全社的な活動」がなかなか出来なくて、一時期もたついた印象があったのですが、3年目を迎え、驚くほどの変貌を遂げました。<br />
</p>
<blockquote><p>①認識･･･組織に属する人たちが、時代変化と危機意識を共有し、このままではいけないと気付くこと<br />
②５S活動･･･組織が一丸となって、「組織で決められたこと」を守る体制が出来上がること<br />
③限界利益･･･売上に関わりなく、組織が必要とする「金額」を全員で集める体制作り</p></blockquote>
<p>
地域や業種、事業規模に関わらず、中小企業が「時代適応」するための組織変化は上記のようなプロセスを辿ります。<br />
無論、「経営計画」や「マーケティング活動」という組織業務の根幹をなす活動も必要なのですが、そうした動きは、組織が「活性化」していなければ、一部の人間たちの「独りよがり」な活動に終わってしまいます。「経営計画」は立てているけれど、絵に描いた餅で終わってる組織は少なくありませんし、「マーケティング」のためにチラシを作り、HPを新設しながら、まったく効果の出ていない組織もたくさんあります。つまり、活動が「点」になっていて、つながりのない動きを重ねているのです。<br />
<br />
財務コンサルを入れて、リストラを断行したけれども、社員のモチベーションが下がり、そのままジリ貧になってしまった組織。<a href="http://tojiki.jp/wp-content/uploads/2011/08/d17f102a4d78e94bea28ac4233bd58dd.jpg" rel='lytebox[%e6%89%8b%e6%9c%ac%e3%80%81%e4%b8%8d%e8%a6%81%ef%bc%81]'><img src="http://tojiki.jp/wp-content/uploads/2011/08/d17f102a4d78e94bea28ac4233bd58dd-250x187.jpg" title="コープ" width="250" height="187" class="alignright size-medium wp-image-1116" /></a><br />
社員に対する評価制度を導入したにもかかわらず、借り物の仕組みであったために、組織がガタガタになり、優秀な連中が辞めていった組織。<br />
「売れるHP」というキャッチコピーにつられてHPを新設したけれども、組織の体制が一向に整わず、HPが開店休業の組織。<br />
ISO（国際標準）システムを導入すれば組織が良くなると思っていたにもかかわらず、まったく変化しなかった組織。･････<br />
<br />
どんなに「仕組み」を整えたところで、その「仕組み」を動かすのは「人」ですから、<span style="text-decoration: underline;">その人たちの【納得】がなければ、「仕組み」は機能しません。</span>ましてや、組織の究極の目的である「社会的発展」の源泉である<strong>「</strong><span style="text-decoration: underline;"><strong>利益」に関わる「仕組み」や「活動」</strong>は、意識改革が伴っていなければ達成できるのものではありません。</span><br />
「そんなにあくせく働くことはねぇ。俺たちは給料さえちゃんともらえりゃぁいいんだから････」<br />
そうした考えの人間の集団が、大変化の中で、今後「生き延びて」いけるかどうか、一度真剣に考えておかなければなりません。<br />
</p>
<blockquote><p>①認識････意識改革<br />
②５S活動････体制改革<br />
③限界利益････行動改革</p></blockquote>
<p>
組織活性化活動の根底には、そうした「要素」が含まれていて、同時にこの3つの「改革」が進んだ時、「人」が育っています。<a href="http://tojiki.jp/column/genkai/2011_08_03_1114.html/attachment/%e9%99%90%e7%95%8c%e5%88%a9%e7%9b%8a%ef%bc%92" rel="attachment wp-att-1118"><img src="http://tojiki.jp/wp-content/uploads/2011/08/b27a2fbda5082e612b94de939cafb985-250x187.jpg" title="限界利益２" width="250" height="187" class="alignright size-medium wp-image-1118" /></a><br />
<br />
組織の中で「人」が育ったかどうかの判断基準は<span style="text-decoration: underline;">「自分達の言葉で、組織のことが語れるようになったか」</span>という一点に尽きます。<br />
活動当初は、「借り物の言葉」で組織を動かそうとするのですが、実際に組織を触り、組織に向って語りかけ、行動を起こさせるうちに、【自分達の体の中を通った言葉】が出てくるようになる。逆に言えば、そうした【言葉】が出てこないようであれば、組織活性化活動は「借り物」であり、組織には浸透しません。<br />
<br />
2ヶ月ほど前、前出の佐賀県の企業で<span style="text-decoration: underline;"><strong>、【自分達の体の中を通った言葉】</strong></span>を聞きました。3時間ほどの全体研修の中で、「推進チーム」のメンバーが、自分達の言葉で、組織の課題を語り、自分達の言葉で「自社に必要な限界利益」の話をしました。自分達の「言葉」で語りかけるのですから、参加した組織の人々が何ものかを感じないはずはありません。<br />
その後、研修のまとめとして演壇に立った私は、準備してきた「資料」をまったく使わずに1時間ほど話をしました。<br />
冒頭、私が言った言葉は<br />
「今後、この組織に【他社事例】は一切持ってきません」<br />
というものでした。<br />
言い換えれば、すでに「他社事例」などその組織には必要ではなくなっているのです。<br />
経営者が押し付けた「利益に関する数字」ではなく、経営幹部が指摘した「課題」ではなく、ましてやコンサルタントが指摘する「他社との比較」ではなく<strong>、【自ら考え、自ら行動する人たち】</strong>が出現している以上、「他社の取組み」は意味をもたないのです。<br />
そうなると、コンサルタント側は、いささか慌てる。「他社事例」が使えない以上、それから先の付き合いは<strong>【真剣勝負】</strong>にならざるを得ません。<br />
【真剣勝負】、つまり、一瞬も気が抜けず、組織の活動の一挙手一投足を見極めて、適切なアドバイスを繰り出していかなければなりません。<br />
無論、コンサルタントの立場からすれば「望むところ」なのですが。<br />
<br />
今日、福岡の別の企業の「研修会」に参加してきました。<br />
この企業でも【自分達の体の中を通った言葉】を聞きました。<br />
一年間に、仕事があってもなくても必要な金額【限界利益】を「算出」し、年度の途中で、数人のリストラを行い、社員の給与を下げ、痛みに堪えながら【限界利益】の下方修正を自ら行った組織です。「改善リーダー」が、<span style="text-decoration: underline;">ひとつひとつの数字のもつ意味を説明</span>し、業務リーダーが<strong><span style="text-decoration: underline;">「自分の言葉」で</span></strong>今後の活動の方向について語りました。<br />
そこでもまた、用意した「資料」の一部を使いませんでした。つまり、「他社事例」が不要になっているのです。<br />
「他の企業がどうであれ、自分達は････」<br />
と言い切れるようになっているのです。<br />
当然、この組織とも新たな<strong><span style="text-decoration: underline;">【真剣勝負】</span></strong>が始まります。</p>
]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>宿泊「経営計画」</title>
		<link>http://tojiki.jp/column/genkai/2011_06_20_948.html</link>
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		<pubDate>Mon, 20 Jun 2011 12:07:40 +0000</pubDate>
		<dc:creator>戸敷 進一</dc:creator>
				<category><![CDATA[限界利益]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://tojiki.jp/?p=948</guid>
		<description><![CDATA[「組織」のことについて、組織の中で【対話】することはあまりありません。 対話　････　［名］(スル)向かい合って話し合うこと。また、その話。 会話　････　［名］(スル)複数の人が互いに話すこと。また、その話。 組織 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
「組織」のことについて、組織の中で<strong>【対話】</strong>することはあまりありません。<br />
</p>
<blockquote><p>対話　････　［名］(スル<span style="text-decoration: underline;"><strong>)向かい合って話し合うこと</strong></span>。また、その話。<br />
会話　････　［名］(スル)複数の人が互いに話すこと。また、その話。</p></blockquote>
<p>
組織の中で「会話」することは多いのですが、【対話】することは案外少ないものです。日常はいつも慌しく、職場では容赦なく「業務」に追いかけられているので、【対話】に至らず、「会話」で終わる。別にそれで構わないのですが、会話にはこんな性質があります。<br />
</p>
<blockquote><p>会話は<span style="text-decoration: underline;"><strong>話題の伝達を目的とせずに</strong></span>、話すことで共通の価値観を共有したり、共通の時間を分かち合ったりすることに着眼点があるものである。</p></blockquote>
<p>
困ったことに、「会話」には、話題の伝達を目的していない、という性質があるのです。つまり「軽い」。<br />
そうなると、「組織の将来」とか「組織の課題」などという重要な要件について語り合うのは、「会話」ではなく【対話】ということになります。つまり<span style="text-decoration: underline;">「向かい合って（背筋を伸ばして）」</span>話し合う。そこから、「会社を思う気持ちが<strong>【対等】</strong>であること」や時に意見の違いから<strong>【対立】</strong>が生まれる。職位に関わらず【対等】であったりテーマによって【対立】をすることは、組織における【本音】です。本当の「気付き」や「同意」や「理解」は、そうした【本音】のぶつかり合いというプロセスからしか生まれず、一番大切な「納得」なども、そこからしか生まれません。<br />
<br />
当たり前のことですが「伸びている組織」には【対話】があり、「伸び損ねている組織」には「会話」しかありません。<br />
「伸び損ねている組織」は、いつも、どこかで「深刻な対立」を怖れ、課題の先送りに汲々として、波風が立つことを恐れる。誰かが【本音】を言い出すことを嫌がり、そうした気配が見えると、するりと「会話」で逃げ、時に笑いでごまかす････｡何やら、どこかの「国」の大臣や国会議員のようなことを繰り返す････｡<a href="http://tojiki.jp/wp-content/uploads/2011/06/4089cbdb716a49ef826fadb9f9e9992a.jpg" rel='lytebox[%e5%ae%bf%e6%b3%8a%e3%80%8c%e7%b5%8c%e5%96%b6%e8%a8%88%e7%94%bb%e3%80%8d]'><img src="http://tojiki.jp/wp-content/uploads/2011/06/4089cbdb716a49ef826fadb9f9e9992a-250x187.jpg" title="経営計画1" width="250" height="187" class="alignright size-medium wp-image-949" /></a><br />
<br />
先週の、土曜から日曜にかけて、ある企業の「宿泊経営計画」にパートナーのF君と出かけてきました。会計の専門家として、長崎の「<a href="http://www.ig-mas.gr.jp/page/top.htm">岩永会計グループ」IGブレーンの野口社長</a>と若手のY君も参加して、4人がオブザーバーです。<br />
2日間あるので、「時間」を気にする必要はない。おまけに「閉ざされた空間」なので、邪魔は入らない。そこで、経営者と幹部と若手の社員が、「単年度の経営計画」を立てるのです。<br />
面白いことに、最初はジャブの応酬のような軽い「会話」が続くのですが、そのうちにそれが【対話】に変わって行く。時に経営者の言葉に反論が起き、幹部の言葉に誰かが噛み付き、少々冷静さを欠いた言葉が経営者の口から漏れ始める。言い訳が少なくなり、「課題」の本質に近づき始め、飛び交う言葉が鋭さを増す。思いつきやアイディアがY君の手によってすぐさま「数値化」され、時に全員が言葉を失い、時に全員の目が輝く。<br />
少々「多額の不足売上金額」に思わずへこんだ瞬間。野口社長が電卓を取り上げ、その金額を「年間稼動日数」で割り、一日あたりの金額に直した時に、何人かが頷き、Y君が「顧客数」で割ったとき、幹部から「商品名やサービス」が出てきて【対話】が続く。<a href="http://tojiki.jp/wp-content/uploads/2011/06/50709d112cb2e574a9d5e940e1a88641.jpg" rel='lytebox[%e5%ae%bf%e6%b3%8a%e3%80%8c%e7%b5%8c%e5%96%b6%e8%a8%88%e7%94%bb%e3%80%8d]'><img src="http://tojiki.jp/wp-content/uploads/2011/06/50709d112cb2e574a9d5e940e1a88641-250x187.jpg" title="経営計画2" width="250" height="187" class="alignright size-medium wp-image-950" /></a><br />
<br />
土曜日の朝10時から、日曜日の夕方まで、真剣な【対話】の中から出てきたものは、紛れもなく、その組織がこの一年間追い求めなければならないものの「姿」でした。<br />
6月の雨の中、福岡へ帰る車の中で、パートナーのF君と<span style="text-decoration: underline;"><strong>「組織にとって必要なプロセス」</strong></span>について話し込みました。<br />
<span style="text-decoration: underline;">５S活動から全社の動きが始まり、限界利益管理から組織のコミュニケーションが取れ始め、組織が「成長」をすると</span>、こうした「場」を与えただけで、組織は<strong>自ら【対話】を始める</strong>。無論、世間に吹いている風は「逆風」なのだが、その「逆風」に耐えうるだけの核となる「要素」は固まったのではないか。<br />
<br />
週末、とても充実した時間を組織と共有させてもらいました。</p>
]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>目に見えないもの</title>
		<link>http://tojiki.jp/column/genkai/2011_06_01_828.html</link>
		<comments>http://tojiki.jp/column/genkai/2011_06_01_828.html#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 01 Jun 2011 13:44:27 +0000</pubDate>
		<dc:creator>戸敷 進一</dc:creator>
				<category><![CDATA[限界利益]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://tojiki.jp/?p=828</guid>
		<description><![CDATA[例えば 「毎日、午前6時半に社員全員が集まって朝礼をする」 という姿は、目には見える。 しかし、社員が文句も言わず、その時間に集合する「背景」は目には見えない。 「会議の前に、それぞれが携帯電話を置いて会議に参加する」  [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
例えば<br />
<br />
「毎日、午前6時半に社員全員が集まって朝礼をする」<br />
<br />
という姿は、目には見える。<br />
しかし、社員が文句も言わず、その時間に集合する「背景」は目には見えない。<br />
<br />
「会議の前に、それぞれが携帯電話を置いて会議に参加する」<br />
<br />
という姿は、目には見える。<br />
しかし、社員がそれを当然のように行っている「背景」は目には見えない。<br />
<br />
<a href="http://tojiki.jp/column/genkai/2011_04_04_302.html">「仕事があってもなくても、自社ではいくらのお金が必要なのか</a><strong>（限界利益）を算出し</strong>、<span style="text-decoration: underline;">その金額を社員全員が知っていて、社員全員が日常の活動の中で、それをどの<a href="http://tojiki.jp/wp-content/uploads/2011/06/gennkairieki1.jpg" rel='lytebox[%e7%9b%ae%e3%81%ab%e8%a6%8b%e3%81%88%e3%81%aa%e3%81%84%e3%82%82%e3%81%ae]'><img src="http://tojiki.jp/wp-content/uploads/2011/06/gennkairieki1-250x178.jpg" title="gennkairieki" width="250" height="178" class="size-medium wp-image-830 alignright" /></a>ように集めるかを考えながら行動し、売上から変動費（外出金）を差し引いた金額の総計を集計し、残りいくら集めなければならないかを示した【グラフ】」</span><span style="text-decoration: underline;">は、目には見える。</span><br />
<br />
 しかし、なぜそのようなことをしなければならないのか、どのようにそれを管理しているのか、結果を公表してどのように次の活動につなげていくのか、という「背景」は目には見えない。<br />
<br />
「きちんとした対応をするスタッフをそろえた企業」<br />
<br />
という姿は、目には見える。<br />
しかし、組織がどのようにしてそうしたスタッフを育てたのかという「背景」は目には見えない。<br />
「情報収集」から始まって<span style="text-decoration: underline;">、「分析」「課題抽出」「役割分担」「責任者選定」「計画」「実行」「検証」「再計画」････｡</span><br />
組織に関しては、すべてのことは、<strong>このサイクルの中からしか生まれてこない</strong>。個人ならば「一念発起！」などというサプライズがあるが、組織にはそうしたものは存在しない。<br />
</p>
<blockquote><p>情報収集･････「知らないことはないのと同じ」<br />
分析･････････「どうなっているのか？」<br />
課題抽出･････「何が問題なのか？」<br />
役割分担･････「全体像を思い描く」<br />
責任者選定･･･「誰がするんだ？」<br />
計画･････････「いつまでに、だれを使って、どのように、いくらで？」<br />
実行･････････「さぁ、やってみよう！」<br />
検証･････････「さてさてどんな具合かな？」<br />
再計画･･･････「なるほど、今度はこうしよう！」</p></blockquote>
<p>
<span style="text-decoration: underline;">組織はこうやって「背景」や「水面下」で戦っている。</span><br />
そして、伸びている組織は、その「背後での戦い」は、<span style="text-decoration: underline;">見せないし、語りもしない</span>。<br />
<br />
時代が大きく変わり、先行きが不透明な時だからこそ<strong>、「目に見えないもの」を作り上げる必要がある</strong>。組織の中の<span style="text-decoration: underline;">「回線」さえ整えてしまえば</span>、あとは【スイッチ】を入れるだけです。<br />
<br />
「私ですか？組織内の【回線調整屋】です。時々、コンサルタントなんて呼ばれたりしますけど･･」</p>
]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>「利益」の行方</title>
		<link>http://tojiki.jp/column/genkai/2011_05_22_696.html</link>
		<comments>http://tojiki.jp/column/genkai/2011_05_22_696.html#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 22 May 2011 12:51:04 +0000</pubDate>
		<dc:creator>戸敷 進一</dc:creator>
				<category><![CDATA[限界利益]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://tojiki.jp/?p=696</guid>
		<description><![CDATA[ずいぶん前に読んだ本なので、出典は覚えていませんが、こんな意味の文章を記憶しています。 「【金】そのものが好きな人間はまれである」 何となく誤解を招きそうな文章なので、解説が必要です。 ここでいう【金】とは、お金のことで [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
<a rel="attachment wp-att-697" href="http://tojiki.jp/column/genkai/2011_05_22_696.html/attachment/dsc02039"><img src="http://tojiki.jp/wp-content/uploads/2011/05/DSC02039-250x166.jpg" title="DSC02039" width="250" height="166" class="alignright size-medium wp-image-697" /></a>ずいぶん前に読んだ本なので、出典は覚えていませんが、こんな意味の文章を記憶しています。<br />
「【金】そのものが好きな人間はまれである」<br />
何となく誤解を招きそうな文章なので、解説が必要です。<br />
ここでいう【金】とは、お金のことです。つまり「お金そのものが好きな人間は少ない」という意味です。例えば、昔ならば、壷にお金を入れ、床下にでも隠しておき、夜中にそれを取り出し眺めては「満足する」といった意味です。今ならば、金庫に積み上げられた札束をひとり眺めてニタニタ笑いながら至福の時間を味わう、といった風景でしょうか。ごくまれに、そうしたことに快感を覚える人もいるそうですが、一般の人はそうではありません。一般の人たちは、「集まった金」で「何かをする」、あるいは「何かが出来る」から「お金」が好きなのであって、【金】そのものに興味があるわけではありません。<br />
お金に関して言うならば<br />
「何か欲しいものを手に入れるために、何かをするために必要な【金】に興味を持っている」<br />
というのが正しい表現です。<br />
<br />
経営者が組織に向って「儲けよう」と言う時、「稼ごう」と言う時、「利益を出そうぜ」と言う時、上記の意味を理解していないと、悲惨なことになりかねません。<br />
「そんなに儲けなくてもいいじゃないか」<br />
「金のためにあくせくしたくない」<br />
「銭、銭、うるせぇんだよ！」･････<br />
<br />
【限界利益】とは、その組織にとって、仕事があってもなくても絶対に必要な「金額」のことです。そのお金を、一年間かけて集め切ってしまったら、企業は倒産しません。正確には<br />
<strong>【限界利益】+【予定納税額】+【目標利益（税引き前）】</strong><br />
が正しく、それを<span style="text-decoration: underline;"><strong>【目標限界利益】</strong></span>と呼びます。組織の第一義的な目的は「存続する（3年後5年後も会社が存在している）」と言うことですから、この【目標限界利益】を全員で集めるための日常活動が最優先になります。仕事を取ってくること（営業）も、ものを売ったり（販売）ものを作ったり（製造）サービスを提供したりするのも、請求書を発行したり会計業務を行うのも、すべてその最優先事項のために行います。<br />
<br />
「原価意識が低くて･･･」<br />
「利益に関して興味が薄くて････」<br />
「利益に対する執着心がない････」<br />
<br />
コンサルティング先でよく耳にする言葉です。経営者が思っているほど、組織の人間達は「利益」に興味を持っていないのです。<br />
さて、何故でしょうか････｡<br />
<br />
<strong>「利益」の向こう側</strong>に、何があるのかを組織の人たちと「本気で」語り合ったことがあるでしょうか<strong>。「利益」の向こう側の世界</strong>をきちんと説明したことがあるでしょうか<span style="text-decoration: underline;">。「夢」を語るのではなく「利益」の向こう側を感じさせたこと</span>があるのでしょうか。<br />
「そんなことぐらい、言わなくたって分かるだろう！」<br />
その「思いあがり」で墓穴を掘ることもあります。<br />
<br />
「経営者の仕事」は、いたるところにあります。</p>
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		<title>組織がまとまらない理由・２</title>
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		<pubDate>Sun, 17 Apr 2011 02:03:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>戸敷 進一</dc:creator>
				<category><![CDATA[限界利益]]></category>

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		<description><![CDATA[なぜ、利益に関心が薄いのか？ 「限界利益」とは、【仕事があってもなくてもその組織が一年間に必要とする金額】のことです。一般的には「固定費」と呼ばれるものですが、こうして会計用語を使ってしまうので、組織に所属する人間たちに [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
<h3>なぜ、利益に関心が薄いのか？<a rel="attachment wp-att-440" href="http://tojiki.jp/column/genkai/2011_04_17_439.html/attachment/%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%88%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%82%af%e3%83%ab"><img src="http://tojiki.jp/wp-content/uploads/2011/04/9eeefb2905c3ad8947662d478fcbd323-250x185.jpg" title="ライトサイクル" width="250" height="185" class="alignright size-medium wp-image-440" /></a></h3>
「限界利益」とは、【仕事があってもなくてもその組織が一年間に必要とする金額】のことです。一般的には「固定費」と呼ばれるものですが、こうして会計用語を使ってしまうので、組織に所属する人間たちには分かりのくい。<br />
「そんな馬鹿な、固定費ぐらいは分かるだろう！」<br />
などと言うのは、経営者の思い上がりです。<br />
たとえば、「福利厚生費」や「法定福利費」は固定費に属しますが、この意味を正確に組織に所属する人々に説明できる経営者は多くありません。<br />
「会社経営には金がかかるんだよ」<br />
などと、わけの分からない説明をするのがおちです。<br />
<br />
社員たちが「利益」に関心が薄いのは、経営者がそうした「利益」に関して丁寧さを欠いているからです。<br />
「いや、売上げを上げるように言うも言っている！」<br />
「経費を抑えるように、いつも言っている！」<br />
と経営者は言うのですが、それは「売上げ」や「経費」のことを言っているのであって、「利益」について語っているわけではありません。<br />
そもそも、組織にはさまざまな世代がいます。ベテランがいて中堅がいて新人がいる。男女、という性差もある。おまけに諸種が違うので、営業や販売や製造や経理などという立場で微妙に考え方が違う。そこに、近年深刻な、正規社員と非正規社員という壁が立ちはだかる。<br />
結果、社員が興味を持つのは「自分の給料だけ」などといういびつな空気が組織の中に流れています。<br />
「俺たちはこんなにがんばっているのに･････」<br />
「あいつらは楽をしている！」<br />
挙句、部門間や個人間で「対立」が起こる･････｡前回も書いたように<a href="http://tojiki.jp/column/genkai/2011_04_04_302.html">「バラバラ組織」</a>の発生です。<br />
<h3><strong> </strong>「公式」では分からない！</h3>
一般的な経営書や会計の解説書によれば、<br />
</p>
<blockquote><p>
<ul>
	<li>限界利益＝売上高－変動費</li>
	<li>限界利益＝固定費＋利益</li>
</ul>
</p></blockquote>
<p>
と表されています。<br />
さて、これを会社のホワイトボードに書き付けて、皆さん方の組織の人々は「分かった」というでしょうか。ましてや「納得」するでしょうか。<br />
理解したり納得したりしていない数字をいくら見せても、組織は動きません。目的もなく「歩け」と言われても人間は動かないのです。しかし、「遠足が楽しいものだ」「目的地にたどり着けば楽しいお遊びが待っている」ということが分かれば、幼稚園生でも喜んで歩きます。保母さんたちは、そのことが良く分かっているので、子供たちに歩く目的を「丁寧」に説明をします。<br />
「馬鹿な社員が多くて････」<br />
と社長や専務が言うとき、このことを忘れています。つまり、「丁寧さ」を欠いているのです。<br />
これは、何も社員たちのレベルが低いなどということを言っているのではありません。むしろ「現場」は、ものを売ったり、作ったり、集計することに関しては専門家であり優秀なのです。むしろ、その優秀な現場に対して、「丁寧な」説明ができない経営陣の【まずさ】について言っています。<br />
<br />
「売上げがあがれば会社は儲かる」<br />
「経費を抑えれば利益が出る」<br />
「人件費を抑えれば････」<br />
現代の日本は、多様化が進み、そうした「単純な思考」で会社経営はできないのですが、相変わらず<strong>借り物の「公式」で会社を割り切ろうとする経営者</strong>がいます。<br />
<h3>「限界利益」を集める！</h3>
「中国人は3ヶ月で英語がしゃべれるようになる。日本人は1年かかってもだめだ」<br />
という話があります。ある英会話の学校が学生たちに「なぜ英会話を学ぶのか」というアンケートを取ったところ、日本人の多くは<br />
「相手の言うことを理解するため」<br />
という回答が多かったそうです。それに対して中国人の回答は<br />
「自分の意見を言うため」<br />
という理由が圧倒的に多かったそうです。つまり、日本人は「受身」で英語を学ぼうとするのに対して中国人は「攻めて」英語を学ぶ、という違いがあるのです。<br />
<br />
「売上げを上げろ！」<br />
「経費を抑えろ！」<br />
<br />
という経営者の叫びは、実は積極的に見えて、「受身」なのです。その根底に、「粗利」という従来型の考え方が残っているからです。かつて、時代が右肩上がりで、商品を作ったり並べたりすれば、右から左にものが売れていた時代であれば「粗利」でものを考えればよかった。しかし、現代はグローバル化が進み、依然としてデフレが強く、決まった「利益」を「売上高」が保証しないのです。定価でものが売れることもあれば、値引きをしなければ売れないこともある。つまり、一定の<strong>「粗利計算」では、企業経営が難しい時代</strong>になっているのです。<br />
<br />
「限界利益を、全員で集める！」<br />
<br />
ということを本気で組織に伝えることができたとき、初めて時代にあった「利益管理」が可能となります。<br />
そのためには、組織に対する「丁寧さ」が重要になります。自社における限界利益とは何か？その金額の総計はいくらか？その金額の中にみんなの給料や賞与が入ってる。それを「全員で」集めようではないか！と経営者が伝えきったとき、組織は激変します。<br />
弊社のクライアント先の従業員は、全員「限界利益の意味」を知っています。そして、その「金額」も知っています。<br />
明確な「目標」を持ってる組織に変化しているので、世代間の対立や部門間の対立はきわめて少ない。そして、それはパートの女性陣も同様で、「おばちゃんたち」も一緒になって、「限界利益」を集める活動に参加しています。<br />
<br />
中小企業の苦手な「マーケティング」も、「限界利益が不足している」という観点から考え始めると、組織内から湯水のごとく「アイディア」が出てくるのです。<br />
<br />
<strong>「限界利益を、全員で集める！」</strong><br />
<br />
このスローガンを立てるためにも、「限界利益管理体制」という仕組み（システム）構築が必要です。</p>
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		<title>組織がまとまらない理由・１</title>
		<link>http://tojiki.jp/column/genkai/2011_04_04_302.html</link>
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		<pubDate>Mon, 04 Apr 2011 08:31:44 +0000</pubDate>
		<dc:creator>戸敷 進一</dc:creator>
				<category><![CDATA[限界利益]]></category>

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		<description><![CDATA[バラバラ組織 「みんなで頑張ろう！」「全社一丸！」と経営トップが声をかけても、なかなか組織がまとまりません。あの手、この手で、組織を鼓舞するのですが、職位や職責で「ばらつき」がある。言っている意味が全員に伝わらない。まし [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
<h3>バラバラ組織</h3>
<a href="http://tojiki.jp/wp-content/uploads/2011/04/795316b92fc766b0181f6fef074f03fa.jpg" rel='lytebox[%e7%b5%84%e7%b9%94%e3%81%8c%e3%81%be%e3%81%a8%e3%81%be%e3%82%89%e3%81%aa%e3%81%84%e7%90%86%e7%94%b1%e3%83%bb%ef%bc%91]'><img src="http://tojiki.jp/wp-content/uploads/2011/04/795316b92fc766b0181f6fef074f03fa-280x211.jpg" title="図1" width="280" height="211" class="alignright size-medium wp-image-303" /></a>「みんなで頑張ろう！」「全社一丸！」と経営トップが声をかけても、なかなか組織がまとまりません。あの手、この手で、組織を鼓舞するのですが、職位や職責で「ばらつき」がある。言っている意味が全員に伝わらない。ましてや、アルバイトやパートさんなど、時間でしか仕事を考えてくれないので、いくら言っても無関心なまま････｡<br />
多くの中小企業でもっとも頭が痛いのが、この「まとまりの悪さ」ではないでしょうか。強く言っても、時間をかけても、結果は同じ。時代がものすごいスピードで変化しているので、組織も変化したい。そのためには、「全社一丸」になって取り組まなければならないというのに、なかなかそれが出来ない。<br />
「だから、経営は難しい」<br />
と、多くの経営者がどこかであきらめてしまっています。<br />
<br />
「前の年、2500万円の赤字を出して、翌年5800万円の黒字を出した」企業があります。<br />
「4期連続黒字を続け、今期いよいよ憧れの無借金経営に挑戦する」企業があります。<br />
「銀行から見捨てられながら、2年後に単年度黒字を出した」企業があります。<br />
<br />
これらの組織は「まとまり」が悪かったでしょうか。これらの組織は「全社一丸」ではなかったでしょうか。当然のことですが、全員がまとまったからこうした結果が出せたのです。<br />
では、最初からこれらの組織が「まとまっていたか」ということになると、これも当たり前の話ですが、バラバラの組織でした。ひとりひとりは優秀なので、与えられた仕事に対しては一生懸命なのですが、組織全体のことになると、急に冷淡になるのです。組織の中にさまざまな問題があって、課題があるということは分かっているのですが、課題か帰結の段階になると、「出来ない理由」と「やらない言い訳」が続出し、挙句、「部門間の対立」や「個人の悪口」まで出てきます。<br />
<br />
「営業がまずいのでろくな仕事を取ってこない」<br />
「現場サイドに能力がないので、利益が出ない」<br />
「総務の連中を見てみろ。あいつら遊んでいるじゃないか」<br />
「部長も課長もつまらないので･･･」<br />
「社員が馬鹿で････」<br />
「社長が詰まらん！」<br />
「時代が悪い････」<br />
「業界は厳しくて･････」<br />
「頑張っているんですけど」･････<br />
<br />
組織活性化活動に取り組んでいない組織の現状は、こんな感じです。みんな頭で分かっているのですが、活性化させる方法が分からないので、「バラバラ」の状態です。<br />
おまけに、組織には、さまざまな壁が存在します。ベテランから新入社員までという世代の違いと、男女という性差の違い、所属する部門の違いや職位によって、感じたり考えたりすることがみんな違います。だから、何をやっても、何を言っても組織はバラバラ状態です。<br />
<h3>分かりやすさ、の不足</h3>
組織がまとまらない、全社一丸体制を作れない理由は、明確です。<br />
組織が、組織に所属する人々へ語る言葉が、実にあいまいで、分かりにくいのです。「頑張ろう」「一生懸命に」「みんなで協力して」と言いながら、すべて抽象語なので、何を言っているのか良く分からない。つまり、組織の中に「分かりやすさ」という考えがないのです。<br />
<br />
では、組織を活性化させるために、どのような分かりやすさが必要でしょうか。<br />
<br />
ひとつは、「５S活動」という目に見える変化によって、「全体を意識させる」ということです。「５S活動」は、世代や性別や国籍などに関係なく、すべての人に理解できるものです。たとえば、「清潔」な状態と「不潔」な状態のどちらを選ぶかと言えば、まず間違いなく、「清潔」を人は選びます。「綺麗」と「汚れ」の場合なら、「綺麗」を選び、「気持ちの良い挨拶」と「挨拶なし」ならば「気持ちの良い挨拶」を選びます。つまり、「５S活動」は実に分かりやすいものなのです。そして、「５S活動」は、全社を巻き込んだ「仕組み（システム）」なので、それぞれの活動も、分かりやすく進捗も達成度も熱意さえも見える。<br />
<br />
この分かりやすさが、まず組織を動かします。<br />
<br />
もうひとつは、「限界利益管理」と呼ばれる、自社の利益に対する管理体制確立による組織変化です。<br />
組織の利益に関する考え方はさまざまなものがありますが、組織全体に「周知」出来るものはそう多くはありません。たとえば「経常利益」「営業利益」などという言葉は会計上では一般的で分かりやすいものですが、その意味を今年入社した18歳の女の子が理解しているでしょうか。停年間近の現場で働く人々が分かっているでしょうか。もっと言えば、アルバイトやパートの人たちが分かりますか、ということです。「減価償却費」「福利厚生費」「法定福利費」「貸倒引当金」････｡さて、組織の中のどれくらいの人が理解しているでしょうか。<br />
実は、これが、分かりにくさの源です。つまり、組織にとってもっとも重要な意味を持つ【利益】に関して、組織は「分かりやすい説明」をしていないのです。<br />
「限界利益」とは、簡単に言えば「組織に一年間仕事があってもなくても、絶対に必要な金額の総計」のことです。<br />
組織に仕事があってもなくても必要な金額は、本気になって経営トップが調べれば、一日をかけなくても出てきます。<br />
<br />
仕事があってもなくても「人件費」は必要です。<br />
仕事があってもなくても「光熱費」は必要です。<br />
仕事があってもなくても「土地・建物代（賃貸料）」は必要です。<br />
仕事があってもなくても「車両経費（車検・保険）」は必要です。<br />
仕事があってもなくても「リース費（PC/FAX/ソフト代など）」は必要です。<br />
仕事があってもなくても必要な「一般管理費」があります。<br />
そして、何よりも、仕事があってもなくても「金融機関への返済」は必要です。<br />
<br />
「決算書」「元帳」をめくれば、そこにそうした金額が書き込まれているので、経営トップがひとつひとつ理解しながら合計すると「限界利益」がはっきりとします。<br />
そして、その金額が出たら経営者はこう考えなくてはなりません。<br />
「この金額を、全員で一年かけて集めたら、会社は絶対につぶれないではないか！」<br />
むろん、この文章は説明文なので、細かな予測される税金や望むべき利益については省略していますが、基本的に組織は給が払え、毎月の支払いが可能で、金融機関への返済も計画通りに進みます。つまり、会社がつぶれないのです。<br />
ここで、重要なことは、「限界利益」は、売り上げと一切関係がないと言うことです。<br />
「売り上げに関係なく、【限界利益】を全員で集めると、毎月の給料やボーナスが払え、会社がつぶれない！」<br />
これもまた、分かりやすい話です。<br />
<h3>「５S活動」と「限界利益」の親和性</h3>
「５S活動」は、活動性かが目に見えるので分かりやすい。<br />
「限界利益」は、自分たちの給料に関わることなので分かりやすい。<br />
この二つの分かりやすさの組み合わせによって、中小企業は劇的に変化します。<br />
今まで、曖昧模糊（あいまいもこ）としていた組織の活動に、縦と横の「補助線」が入るので、今やっていることがどれくらいずれているのかが分かる。横の人が、上の人が、下の人がやっていることが目に見える。つまり組織が活発に動き出すのです。<br />
<br />
「前の年、2500万円の赤字を出して、翌年5800万円の黒字を出した」企業があります。<br />
「4期連続黒字を続け、今期いよいよ憧れの無借金経営に挑戦する」企業があります。<br />
「銀行から見捨てられながら、2年後に単年度黒字を出した」企業があります。<br />
<br />
これらの組織もまた、そうしたプロセスを経て、結果を出したのでした。</p>
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